【iPad×簿記】独学で挫折しなかった、簿記の勉強法【2・3級】
独学でやる簿記の勉強に、不安はありませんか?
- その不安は、勉強を継続する熱意によって解消されること
- 自信を持つには、実務を見据えながら吸収すること
この2つの意識を、加えることが大事だと思っています
では具体的に、どんなふうに簿記を身につければ良いのか
この記事では、自身の失敗談と合わせて、日商2・3級を
独学で合格した方法を、記しています
これから勉強していく方や、独学で挫折しそうな方の
支えになれる記事になっていれば幸いです
そして合格だけを重視した、最短プロセスではないことを、ご承知ください
- 日中13時間労働(ガチ社畜)しつつ
- 独学で3級を3ヶ月、2級を7ヶ月で合格
現在は、やりたかったことにiPadと簿記を活かしています
(経理、管理会計、財務、税務、投資、証券アナリストの勉強中)
独学とは「調べるの追求」である
簿記の独学スタイルを選んだことによる
良し悪しはありますが、他の勉強法には得られない、良さがあります
簿記というか会計の世界は、資格を取っても、次から次に
わからないことが出てきます
わりと不安が消えることは、ありません
これは、税務的な面や、業種別、会社別のルールがあって
細かいことを気にすると、正解が一つではなくなるからです
なぜこの仕訳にしたのか、という理由について説明できなければ
ただのパズルゲームになってしまいます
だからこそ、独学で学ぶということは、講師や教本がない世界で
知識を活かしていく為の、本質を捉えた勉強法だと思っています
独学と簿記YouTubeの相性
簿記3級の難易度
統一試験とネット試験、合格率はどちらも40%前後
なので、挑戦者の2人に1人ぐらいは、3級を取って帰る感じです
2回受験すればほぼ100%じゃん、って感じですよね (真顔)
簿記2級の難易度
統一試験か、ネット試験で合格率が10%前後、違いがあります
- 統一試験に比べて、ネット試験の合格率は、大きく上回っています
統一に落ちた人が受けるからとか、短期間で何度も受けられるとか、そんな理由もあり
3回受ければ、合格する感じですか?(真顔)
こんなふうに3級の時点で、先を視野に入れていたので
自分のペースで進められる「YouTube学習」を選びました
簿記YouTuberをピックアップ
とにかく大勢の有識者が、動画を無料で公開してくれています
- 桜田さん、たぬ吉さん、マネトクさん
- ふくしままさゆきさん、ペンギン会計士さん
- カゼ太郎さん、いのうさん、ポニキさん
筆者は、上記のすべての方を参考にさせて頂きました
どの方も理解を優先されたコンテンツになっていて
取得後も、上位資格に挑戦できるような質の高さです
独学スタイルに、引け目を感じることはありません
有識者の皆さんを参考に、迷いなくスタートしましょ〜
1周目 納得いくスタイルを選ぶ
学習において、何度も動画やテキスト本を周回していくかと思います
そこで、実務で使える簿記にする為、1周目では
納得のいく勉強スタイルを確立していきます
その為のポイントを、以下3つにまとめました
簿記動画をさらっと見る
上記に記しましたが、多くのYouTuberから
軸になる人を決めて行きます
わからないことは、ひとまず無視して「さらっと」1周します
検索しながら理解していく
インプットするための、選択肢を増やしておきます
- わからない単語ごとに、ネット検索
- 実務的にどう使っているのか調べる
- 同じテーマで、簿記YouTuberさんを変えてみる
- Kindle(電子書籍)で、経理本を用意する
言葉や説明の仕方が変わることで、要の部分が見えてくるかと思います
アウトプットに慣れていく
1週目では、当然まだ勉強になれていません
単語を紙に「書き出したり」、iPadやスマホに「メモをとったり」します
アウトプットを意識して、興味がそそる言葉を拾って行きます
もし、独学が合わないと感じたら
失敗があるからこそ、独学に迷いなく取り組んだ
それだけの人が筆者です(お金もなかった)
あなたが独学を検討したのちに、合わないと自覚できただけでも
簿記3級は、合格したようなものです
この記事は読まずに
独学以外の道を、迷いなく突っ走ってください!
同じ会計の空の下で、また逢いましょう!!
弱点は、過去問で補う
簿記YouTubeで学習する際の弱点は
問題を解く経験が、疎かになることです
理解さえ出来ていれば、試験も合格できる、といったことは稀です
あくまで、試験用の「答え」を求められます
筆者は初めて「過去問」を解いたとき、
結果はボロボロでした。そのショックで
「異世界おじさん」を一気見するほど、現実逃避してます
(アニメを見ながら仕訳を覚えるという、異質な時間を過ごす)
日商簿記検定では
「過去に出題された似たような問題が出る」という特性があります
この事実から「過去問を解く」ことは「合格」において
必ず、やっておきたい勉強手段となります
問題は2種類ある
- 試験には出ないけど、理解できてるか確認する問題
- 過去に、実際の試験問題であった「過去問」
独学でやり続けると、試験に出ないような問題を解き続けて
満足してしまう失敗例があります
そう、わたしがそのケースでした
試験用の問題文は、慣れるだけで解けるようになります
「わからないことが、答え付きであるだけマシ」だと
前向きに捉えて、一つずつ紐解くことがポイントです
2周目 本腰の学習
2周目の学習は、自分なりに納得していく、勉強タイムになります
その為に、ひとつ大きなポイントがあります
わからない問題は、答えを見る
理解できていない問題を把握する作業として、割り切ることです
悩んでても、答えは思いつきません
切り替えて、わからない問題を「調べる」時間にあてていきます
答えを見て納得できたときは、知識が身についてきた証拠ですね
インプットorアウトプット
勉強を継続する秘訣は、なんだと思いますか?
それは「ストレスなく、隙間時間を使うこと」だと言い切ります
日常の隙間に差し込んだことを、脳は自然と覚えます
通勤時間、家事、仕事中、ジム等々…
それは音楽を聴くような感覚で、
または映画館で、物語に引き込まれるような感覚です
そんな感覚で、いつものルーティンに添えてみてください
隙間時間を使った、インプットとアウトプットで
吸収率を高めていきましょ〜
仕訳は、隙間時間でやる
単純な仕訳は、隙間時間を使って
音声で流し聞きをしながら、頭の中で仕訳をします
勘定科目のホームポジションが理解できていれば
音声で聴いても、仕訳ができるようになっているはずです
具体例 手法を公開
以下では、隙間時間を活用した体験談を、シーン別に記しておきます
机に座りながら出来ること
再生リストでまとめておく
書き殴りで大丈夫
時間を置いて、何度もやる
それでもわからない場合は、スルーして良い
いつか、そう言うことだったのかと、分かるときが来ます
別な作業しながら出来ること
スマホとイヤホンを接続(Bluetooth)する環境を、整えておきます
バックグラウンド再生って技が、オススメです
各勘定のホームポジションが、定着します
これが点数を上げるのに、1番効率的だったりします
休憩しながら出来ること
喋りながら出来ること
人に教えるという行為が、最高の学びになります
ダラダラ喋ると嫌われるので、ほどほどに
知るは一瞬の恥、知らぬは一生の恥 です
Yahoo知恵袋や、どこかのコミュニティでやるのが吉
寝る前に出来ること
日中の隙間時間に、適している動画や音声を確保して、寝る
もし探すのが手間なときは、下記にAmazonオーディブル内で、無料で聴ける
会計本をご紹介しておきます
会話形式で進むので、初心者に聞きやすい会計本です〜
Amazonオーディブルって何?って方は、こちらの記事をご覧下さい
朝早く起きて、問題を解く
誰にも邪魔されない時間が「朝の時間」です
仕訳を解いてから歯を磨く、この勢いで行きましょう
決して、例えじゃないですよ?(真顔)
日中の隙間時間で、断片的にインプットしたものを
寝起きでも、アウトプットできるぐらい馴染んでいるかを確認します
実際の試験では、仕訳に時間を掛けるのは、望ましくありません
会社や学校に遅刻する焦りは、試験と同じ緊張感があると言えます
擬似的に、問題を解くスピード感を高めていきましょうね〜
3周目以降 過去問を解きまくる
試算表や帳簿作成の流れ、P/LやB/S作成の理解が、試されます
長時間の学習ができるときは、これらを丁寧に覚えていきましょう
資格試験ですと、大問2・3にあたる部分になります
ここで、独学スタイルの方に、注意して欲しいことがあります
そう、これも実際のわたしですね
現実世界では、試験問題で試されない仕訳が、飛び交っています
例えば、青色申告は簿記3級があればできる、と言われているのに
事業主勘定や、開業時の仕訳なんて話は、簿記3級や2級に出てきません
つまり、本質の理解がなければ、先の不安を解消できなくなってしまいます
初めは、部分点を狙うというテクニックでも構いません
仮に、仕訳が満点なら、残り25点を拾うことで
70点の合格ラインに届き、「資格は取れます」
ですが、本来の目的を思い出して下さい
自身のやりたいことに向けて、勉強しているんですよね?
もちろん完璧主義は非効率なので、狙わなくていいのですが
ヨダレをたらしながら、理解していきたい箇所です
この苦労は、その後の2級が楽になったり、副業で管理会計の応用が出来たりと
試験には出題されない、実務的なメリットを得られます
3周目 具体的な勉強例
以下では、大問2・3のイメージを掴む為に
具体的な勉強例を記しておきます
答えを覚えるぐらい解く
TACの問題集を購入すると、webで過去問を実際の試験スタイルで
解くことができます
何度も解いて答えを覚えるぐらい、感覚を掴んでおきたいですね
筆者は、TAC出版の、トレーニング系の本で、1級までいく予定です
3・2級までの教材と受験料込みで、予算2万円で資格取得できております
それもこのシリーズとYouTubeのおかげです(ガチで、お金ないので助かりました)
無料の会計ソフトを使ってみる
スマホやiPadで、無料分まで会計ソフトを、実際に触ってみてました
- freee、弥生会計、マネーフォワード
- 補助簿や試算表は、web版のマネーフォワードが、1番参考になりました
P/LやB/S、総勘定元帳や補助簿については
未経験にとっては、未知すぎるんですよね〜
会計ソフトについては、こちらの記事でイメージしてみて下さい
文房具屋で、帳簿を見てみる
文房具屋で帳簿や伝票を買ったり、仕訳帳ノートは
実際のものを使ったりして、イメージを膨らませていました
(結構安いし、買ってみるのもオススメです)
モチベを保つ名言
筆者が影響を受けている名言を、以下に引用させて頂きます
林修さんの名言
「いつやるの?今でしょ」のフレーズでお馴染み、林修さんが
大学時代に、ゼミの先生から言われた言葉だそうです
嫌なら辞めなさい、勉強は贅沢なんだから。って言われたんですよ。
世界中に勉強したくて仕方ないのに、家が貧しいから働かなきゃいけないという子供、たくさんいるんですよ。
にも関わらず、僕の前にくる生徒は、ちゃんとお父さん、お母さんが
面倒を見てくれて、学校に行かせてくれるだけではなく、高い授業料まで払ってくれるぐらい、恵まれた環境にいるんですよ。
なのにやる気にならない。
その自分が、いかに恵まれているかも分からない人間が、勉強したって意味が無いだろ、と“
スティーブ・ジョブズの名言
Apple創業者である、スティーブ・ジョブズ
スタンフォード大学の卒業式スピーチでの言葉
“Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life. Don’t be trapped by dogma ―which is living with the results of other people’s thinking. Don’t let the noise of others’ opinions drown out your own inner voice. And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary.”
皆さんの時間は限られています。
誰か他の人の人生を生きることで、時間を無駄にしないでください。
ドグマ(常識や固定概念)に縛られてはいけません。
それは、他人の考え方に付き合った結果に過ぎません。
他人の意見という雑音で、心の声がかき消されないようにしてください。
そして最も重要なことは、自分の心と直感に従う、勇気を持つことです。
心の直感というのは、本当に望んでいる姿が、何かを既に知っているのです。
だからその他すべてのことは、二の次です。」
独学における簿記のまとめ
本記事をまとめますと、以下になります
- 独学は「調べるの追求」である
- 資格を取る意味と、その先を見据えて「合格」すること
- 要点をおさえて、過去問を解きまくる
あなたの不安を和らげることが、出来たでしょうか?
いろいろ書きましたが、つまり大丈夫ですよってことを
長々と、お伝えさせて頂きました
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは引き続き、あなたの豊かな時間をお過ごしくださいませ〜