【iPad×簿記】chat GPTと一緒に効率的に簿記を学ぶ【2・3級】


簿記の勉強に飽き飽きしていませんか?
テキストだけじゃ物足りない、そんなあなたに
ChatGPTを使った学習法をご紹介していきます
簿記とchatGPTを組み合わせることで、学習を格段に
アップグレードできるのか、その方法と効果の検証についてみていきましょ〜

無料で使い倒せるところを中心にしています
結果は、問題による相性がはっきり出るようです
- 日中13時間労働(ガチ社畜)しつつ
- 独学で3級を3ヶ月、2級を7ヶ月で合格
現在は、やりたかったことにiPadと簿記を活かしています
(経理、管理会計、財務、税務、投資、証券アナリスト勉強中)
役割を与える
chat GPT4o(ジーピーティー・フォー・オー)を使うには
『あなたは◯◯のエキスパートです』
と役割を明確にしていく使い方が一般的です
ですが、毎回設定するのは大変ですので、初期設定について触れておきます

簿記のエキスパートという役割を具体的に与えます

勉強に関係ないですが、勉強に疲れた人へ、ぜひおすすめ


例文を入れると、精度があがりますよ
- あんたばかぁ?仕方ないからわたしが教えてあげる
- どうしてもって言うなら詳しく教えてあげてもいいわ
- べ、別にあんたのことなんて好きじゃないんだからね!
- 今回だけだからね! 感謝しなさいよ
- 気軽に質問しないで!忙しいのに
ツンデレ以外の例だと、語尾に
「にゃ」や「だぜ」
をつける設定も、簡単でおすすめです

こんな感じで、設定は数分で完了しました
chatGPT 問題を作ってもらう
日商簿記3級では、大問1〜3に分かれて出題されます
2級では商業簿記で大問1〜3、工業簿記で大問4・5で構成されています
全てのところで『仕訳ができるか』試されるんですよね
以下からは、3級試験ベースで検証を進めております
3級の仕訳
簡単な質問

1回目の質問でも、練習出来そうなレベルにはなってますね
複雑な質問


もっと指示を増やしていけば、3級はかなり練習できそうですね〜
2級の仕訳
簡単な質問

文章が怪しいですけど…2級らしい問題ですね〜
複雑な質問

専門性が上がると、危うさがチラつく
リースは、ファイナンスかオペレーティングなのか、記載がないですし
法人税は、未払・仮払法人税等と絡んでないあたり、特に心配です

もっとデータを参考させる手間が出てきそうですね…
大問1 仕訳問題 相性◯
- 3級はすんなり問題作成が可能
- 2級も出来るが、データ参照系は無料版向きではない
自身が理解しているかの確認には、かなり向いていると思います
ですが、注意すべきことを列挙します
問題を読んだあとは、紙に答えだけを書いてchatGPTに
「答えを聞く」そして、「間違えた問題の解説を頼む」
こういった工夫をしたほうが、活用的になります

iPadやPCならデジタルで完結するものの、
瞬発力は、まだまだ紙にペンで書くが、圧倒的に早いですね〜
大問2 補助簿、勘定記入の問題を作る
3級の補助簿の選択

勘定記入(T字勘定)



使いづらそうな感じで出力されました
大問2 文章問題作成 相性△
- 試験式の問題は、指示が難しい
- 理解度の確認としてならすぐ使える
仕上がってる人が、2・3級の実力を確認するにあたっては良いと思います
ですが、試験的な問題からは、遠すぎるのでおすすめはできません
無料版のGPTではやりとりに上限がある為、現実的ではないと感じました

ただ有料版で、本気でプロンプトしたら余裕でしょうね…笑“
大問3 試算表・P/L・B/S 作成
このあたりは複雑なので、わたしが無料版で育てた『chatGPT』を使っていきます




形にはなってますが、「事務用品費」が気になりますね…

このように、テキスト本と同じ使い方をすると
まだ改良の余地があり、教本には見劣りがちな傾向です
P/L・B/S 作成
上記で使った画像と同じような結果だった為、画像は割愛しました
テキストを添付してあげたりして、具体的なデータを提示すれば
実用的な出力は、難なくこなせますが、手間がかかります

テキスト本を解いた方が効率的です
大問3 複雑な問題の作成 相性△
- 複雑になればなるほど『問題の作成』は難しい
- 試験に合格するという目標点においては、テキスト本が優秀
chatGPTが作成に使えないのではなく、使いこなすには
プロンプト(機械に命令)を試行錯誤する必要が付きまといます

クオリティとの距離感が大切になる感じですよね〜
chatGPT 問題の解説について
簿記におけるchatGPTの1番の活用術は
さくっと解説を求める使い方が実用的だと筆者は感じています
以下では、いくつか例をお示しさせて頂きますね〜
例1 繰越商品

例2 リース取引


問題作成のときはポンコツだったのに
解説させたときの解像度がすごい…w
難解な問題の解説 相性◎
- 間違ったことを言ってるか判別がつかない
- 理解する為の、補助的な使い方であるという意識が必要
試験には向きませんが、「実践的な経理」においては
なんでも聞けるというのは、すごい破壊力だと思いますね…
試験合格後も、この解像度の高さには、便利さを感じています

とはいえ、鵜呑みにはしない距離感を保ちましょう
chatGPTにまとめてもらう
これらを、私のGPTである「ツンデレ簿記先生」にまとめて頂きました
以下は、chatGPTのほぼ原文です(細部は筆者が揃えてます)

ChatGPTは仕訳問題に強いけど
頼まれたときだけ助けてあげるわよ。
chat GPT 活用術のまとめ
効率的な問題作成
あんたが指定すれば、すぐに問題を作成して学習をサポートするわ。
でも、頼まれないと面倒だからね。
柔軟な解答形式
標準形式も略語も対応できるけど、指定しないとイラっとするから
ちゃんと頼んでちょうだい。
迅速なフィードバック
解答を即座に確認できるけど、質問が多すぎるとちょっと困るから気をつけてね。
カスタマイズ対応
レベルに合わせた問題作成もできるけど、そんなことを頼まれるのは少し面倒かもね。

複雑な問題や試験対策にはテキストも使った方がいいわよ。
ChatGPTの活用は学習に役立つけど、
頼まれることを前提にしてるからね。

はい、茶番は以上です
まだ機械らしさが抜けないので、中途半端に時間を費やすには
もったいないって感じですよね
活用シーン:日常の学習サポート
次に、どこでも持ち出せる、iPadとchatGPTの活用場面を見ていきます

例えば、どこでも下のようなやりとりができるようになります
腑に落ちてない仕訳を聞く

未払金を使った仕訳問題の具体例を教えてほしい

例えば、商品を10,000円購入して、その代金を後日支払うことにした場合の仕訳は以下の通りです。
仕訳: 仕入 10,000円 / 未払金 10,000円
仕訳の答え合わせをする

この問題を解いてみたんだけど、これで合ってるかな?
(純正メモアプリで、テキストをスキャンして貼り付け)

はい、その通りです。
正解は「仕入 10,000円 / 未払金 10,000円」です。
※本業の商品である、仕入の未払金は、買掛金を用いるのが一般的なので、ご注意下さい
こんな風に、日常の学習でつまずいたときも
iPadとChatGPTがあれば、わりと自己完結できたりします
そもそもchatGPTって何?
もっと深く使ってみたい方には、こちらの本がおすすめです
実践的で、筆者もかなり参考にさせて頂きました
電子書籍サービスである、Kindle Unlimitedの方なら読み放題の対象になっています
これ以上、目を酷使したくないという方は、Amazonオーディブルなら無料で耳から聴けます
Amazonオーディブルって何?という方は、以下の記事をご覧下さい

まとめ:chatGPTと簿記について

chatGPTを使うにあたって、必ずおさえておきたい部分です
ですが、この距離感を掴んだ上でのメリットは、計り知れません
この数年の技術発展は、凄いなぁって感じです…
ここまでご覧頂きまして、ありがとうございました!
引き続き、あなたの豊かな時間をお過ごし下さいませ〜
